館林市教育委員会は、市内小・中学生を対象とする日本遺産「里沼」の認知度調査を初めて実施しました。調査はインターネットを活用したアンケート形式で実施し、約2割からの回答を得ました。この認知度は、日本遺産「里沼」に基づく地域活性化の重要評価指標(KPI)のひとつになっていますが、これまでは学校への出前講座やパンフレット配付、連携事業の実施数を基に推計しており、令和3年度実績で61.6%としていました。
今回の詳細調査の結果、日本遺産の認知度=81.46%、里沼の認知度=87.29%を記録し、令和3年度実績(推計)をはるかに上回る認知度があることが判明しました。「里沼」は令和元年度の日本遺産認定に合わせて使われ始めた言葉ですが、わずか約3年半で驚異的に浸透したことが読み取れます。
各学校では総合学習の時間等で「里沼」を積極的に扱い、地域に根差した学習プログラムを展開した一方、市内の至るところで日本遺産「里沼」の説明板やパンフレット、幟旗やステッカー、「里沼」にちなんだ商品・サービス等を目にするなど、地域が一体となってシビックプライドが醸成されつつある状況です。
次回調査は令和5年2月の予定で、その後も年1回程度、定期的に調査を実施し、認知度・浸透度を確認していきます。(ご協力くださいました児童・生徒と保護者のみなさまにこの場を借りて御礼申しあげます)
【参考:日本遺産「里沼」のKPI指標】